(スマートライフラボ公式サイト:https://smart-life.ai/ )
本ワークショップでは、京都大学大学院経済学研究科教授 依田 高典氏、シカゴ大学公共政策大学院ハリススクール 助教授 伊藤 公一朗氏、株式会社日本新電力総合研究所 代表取締役 青井 宏憲により、電力使用におけるビッグデータを解析する研究所「スマートライフラボ」についてご説明させていただき、ビジネスへの電力ビッグデータ活用についてワークショップ参加事業者とのディスカッションを実施致しました。
日本新電力総合研究所は「スマートライフラボ」を通じて、人々が自分たちにとってより良い選択ができるようなスマートライフの実現や、社会課題解決に向けた革新的なサービスを今後提供してまいります。
=スマートライフラボが実現するもの=
京都大学、シカゴ大学、ロンドン大学等の世界的専門家で構成された専門チームが電力利用におけるビックデータを独自のアルゴリズムにより解析。それらのデータを活用し、行動科学等の理論に基づくナッジ(そっと後押しする)等によるアプローチで一人ひとりに気づきを与え、人々が自分たちにとってより良い選択ができるような行動変容を促します。
スマートライフラボは各小売電気事業者と連携することで、お客様のライフスタイルに応じた最適な電力プランを提案できるようになることはもちろんですが、IoTによりあらゆるものの利用データが分析できるようになったことをきっかけに、エネルギーやヘルスケア等の新たな分野においても電力データを活用した社会課題の解決やビジネスの創出を可能にします。
=電力データ活用イメージ例=
・在宅状況を把握し、「再配達問題」の解決に寄与
電力利用データにより、家に在宅しているかどうかを推定し、再配達のリスクを低減。
・ヘルスケア領域における新たな保険商品化の模索
何時に寝て何時に起きているかが把握できるため、新たなヘルスケア商品を創出可能。
・利用電力を最適化する電気料金節約プランの提案
電力利用状況から個人のライフスタイルに合った電気料金プランで省エネ節電を実現。
=登壇者プロフィール=
依田 高典
京都大学大学院経済学研究科教授。その間、イリノイ大学、ケンブリッジ大学、カリフォルニア大学客員研究員を歴任。専門は応用経済学。情報通信経済学、行動経済学の研究を経て、現在はフィールド実験とビッグデータ経済学の融合に取り組む。主な著書『Broadband Economics: Lessons from Japan』(Routledge)、『スマートグリッド・エコノミクス』(有斐閣)、『ブロードバンド・エコノミクス』(日本経済新聞出版社)、『行動経済学』(中公新書)、『「ココロ」の経済学』(ちくま新書)等がある。
伊藤 公一朗
シカゴ大学公共政策大学院ハリススクール 助教授。シカゴ大学にて、環境経済学、エネルギー経済学、産業組織論、応用計量経済学の研究と教育を行っている。スタンフォード大学経済政策研究所(SIEPR)研究員、ボストン大学ビジネススクール助教授を経て、現在、シカゴ大学公共政策大学院ハリススクール助教授。また、全米経済研究所(NBER)、京都大学大学院経済学研究科プロジェクトセンター、経済産業研究所(RIETI)、E2e Project、Abdul Latif Jamee Poverty Action Lab (J-PAL) International Growth Centre(IGC)における研究員職を兼任。
青井 宏憲
大阪府立大学卒。2010年株式会社船井総合研究所入社し、新電力事業チームリーダーを経て、2015年4月株式会社日本新電力総合研究所(JEPCO)設立。エネルギー(電力・ガス)事業立上サポート、エネルギー需給調整業務、エネルギー(電力・ガス)卸事業等を主に事業としている株式会社日本新電力総合研究所の代表取締役。
2018年9月時点で74社の新電力事業者のサポートを行っている。
=日本新電力総合研究所について=
ENERGY×プラットフォーム 事業を通じて「日本の未来を明るく照らします」
日本新電力総合研究所は、電力会社設立をサポートしています。新電力需給調整、新電力に必要なビジネスサポートをワンストップで提供します。実績No.1のENERGYプラットフォーマ―として、またエネルギー事業者とユーザーの架け橋として、各事業を通じて日本のエネルギーコストを削減、「日本の未来を明るく」照らします。